6


唾液にまみれたイルカの赤い唇と自分の亀頭を見て、これ以上はもたないとカカシはイルカを組み敷いた。
「駄目だ、もうお遊びはおしまい。」
低く唸るような声に怯えたイルカは狼狽えた。これから行われる事が予想出来ず逃げ出したい。
「私は、どうしたら、いいんですか。」
吐けない息を溜めた胸が上下し、横になっても弛まない乳房が揺れる。
「そうやって誘ってればいいんだよ。ほら股を広げてて。」
とカカシは閉じようとする内股をピシャリと叩いた。まだ郭ごっこのつもりか。何も考えられない位めちゃめちゃにしてやる、と歪んだ笑いを作った。
イルカは無意識に閉じてしまう膝を押さえる為に、両の足首を自分で掴んで大きく広げた。陰唇が口を開けた拍子にぬちゃ、と水の音がした。
カカシは膣口が蜜でしとどに濡れているのを見て、布団から香る薄い媚薬の効果に喜びが隠せなかったが、まだまだ足りない。
その時障子の向こうの廊下に人の気配が揺れて、僅かに開かれた隙間から小さな陶器の置物が座敷に置かれた。音も無く障子は閉められ、その陶器の穴からは一筋の煙が立ち上っていた。
布団の媚薬よりも強い花の香りは、充満すればイルカなら意識を無くし、カカシでさえ狂わせるものだ。朝までどうぞという事か。
やってくれるねえ。札束の威力は大きかったみたいで嬉しいね、とカカシは肩をほぐしてイルカに覆い被さった。
耳朶をかじり穴を舐めると、イルカの肩がすくんで手のひらでカカシの胸を押しやる。だがそれでカカシはやめる筈も無く、ゆっくり喉元へと舌を這わせて鎖骨の窪みも舐めると、イルカの足が布団を蹴った。
まだだよ、と言った唇が敏感になった皮膚に直に振動を伝え、胸が大きく仰け反って食べてとさくらんぼのような乳首がカカシの鼻を擽った。
ぱくりと左の乳に喰らい付く。乳輪をぐるりと舌先で舐めて、口をすぼめてさくらんぼを思い切り吸った。
「あ、痛…い。」
イルカが体を捩るが、両肩を布団に押し付けられて動けない。勿論脚も開かれたまま、カカシの足先が器用に足首を押さえている。
「アカンボが乳を吸う前に吸い易くしておこうねえ。いや、オレが乳を吸いたいな。」
ふふ、と息で笑うと擽ったいとまた乳房が揺れる。次は右ね、とカカシはもう一つのさくらんぼを摘まみ喰いした。
ちゅうっと音を立てて唇を離せば、それは赤く色付き先程より尖ったように見えた。にんまりと満足の笑みで、カカシは両手を乳房に置いた。
「オレの手にも余るなんていいね。揉んだらもっと大きくなってパイ擦りしてもらえるよね。」
カカシは何を言っているのだろうと、新しく足された香が効き始め体中に広がる熱に喘ぎながらイルカは思った。まさかイチモツを挟んで擦るとは想像も出来ない。
怠くて段々思考が飛んでいく。体が熱く汗が吹き出す。アソコが変だ。
イルカは下腹部に手を伸ばして何とかしようと思ったが、自慰の知識はあれど経験は一度も無い。伸ばした手は陰毛の上で止まった。
カカシはそれを見て、やってあげると膣へまた指を差し込んだ。イルカの吐息が甘く吐かれて腰が揺れた。
指一本で膣の中を探る。子宮口迄カカシの竿の先が届きそうだ。突いたらどうなるんだろうね、と虚ろなイルカを見てほくそ笑む。
指を二本に増やし、中で閉じたり開いたりと広げていく。香に酔って筋肉が弛緩しているのだろう、柔らかくなった気がした。試しに引いて入れてと繰り返すと、ぐちぐちと膣口の音が静かな部屋に響いた。熱い肉と溢れる滴りが指に絡む。
もう一本入るかと三本の指を入れてみると、入り口で押し返された。男にしては細いカカシの指でも無理かと思ったが、カカシのモノは更に太いのだ、早く慣らしてこれを突っ込みたいと焦り気味に指を押し込む。
「嫌ぁ、駄目ぇ。」
むず痒いような未知の感覚にそう言うしかなかった。ひくひくと膣道が蠢きカカシの指を熱く包む。媚薬の効果は絶大だったが、まだこれから更に効いてくる筈だ。
すっげえいい。処女だしクスリ効いてるし、朝まで楽しめそうだねえと呟いたカカシは引き出した指をしゃぶった。
そういやあの女達、素面でよくオレのが入ったよな。
一応殺精子ゼリーを押し込む時には内壁に擦り付けて穴もほぐしたつもりだったが、殆ど無理矢理で悲鳴も嬌声も同じに聞こえた。血の臭いは自分が纏ったままだったから、切れても気が付かなかった。
関係無いか、オレが良かったんだから。とカカシは完結し、イルカの脚の間に体を滑り込ませた。
陰茎の根元を持つと膣口に当て、ゆるりと擦る。それを入れると解ると、イルカは嫌だと手がカカシを止める為に空をさ迷った。
辿り着いたのはカカシの肩で、押し返そうと力を籠めた筈が添えただけになってしまった。
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。