5


隠されれば見たくなる。 カカシは両手で膝を割って思い切り開き、イルカの秘部を覗き込んだ。
僅かな愛撫にも香の媚薬は快感をもたらし、下生えを濡らしていた。カカシは肉厚の恥丘から大陰唇へと、人差し指で撫でていく。
割れ目のすぐ下の陰核をぐりっと押せばイルカは体を強張らせたが、無視してそのまま指を滑らせるとぬめりに助けられ、カカシの長い指は膣に埋まった。
指一本さえきつく、此処に入るのかとカカシはズボンの前だけをはだけて、取り出した己れの分身を見た。
「い、嫌です、全部脱いでください。」
イルカに言われてはっと気付く。ついいつもの癖で脱ぎ忘れていた。必要なのは竿一本だけだったから。
だがイルカは道具と見られるのが嫌だったのだ。今だけ、特別でいたいと。
「女郎なら脱がしてみなさいよ。」
酷い言い方だが郭を想定しているのだ、言われたらやらねばならない。
だがカカシは膣に指を入れたままで薄く笑うと、その指を更に奥に押し込んでぐるりと回した。
イルカは足を突っ張り背をしならせて、僅かな快感を拾いながらもそれより強い痛みに耐える。
指一本でこれでは。とカカシの眉はしかめられた。一度も使われた事のない穴は時間を掛けて丁寧に押し広げなければ、標準以上に大きなカカシの竿で叫ぶ程の痛みと千切れた毛細血管からの大量出血をイルカに与えるだけだろう。
「狭すぎ。オレの入れたら切れて血みどろだよねえ。でもわくわくしてきたから最後までやめないよ。」
何を言われても我慢して、とあくまで客を演じている振りをした。処女の相手をした事がないカカシは、処女膜を突き破る楽しみに浮かれていた。
「さあ早くオレを脱がしてみて。」
無理を承知で言い募るカカシの腕を掴んで、イルカは膣から指を抜かせた。
ねちゃ、と水の音と共に滴るほどに濡れたカカシの人差し指が顔の前に出された。
「美味しそうな蜜だねえ。」
透明な液をイルカに見せ付けるようにゆっくり舌で舐めるカカシの目は笑みに細められているが奥には果てしない欲望が見え、イルカは恐怖に体が動かない。
それでも客の命令は聞かねばならないと自分を叱咤しカカシの服を脱がそうと起き上がると、イルカの乳房がぷるんと揺れた。
白く滑らかな肌とピンクの乳首がカカシを誘う。
「今日は自分で脱ぐからいいよ。あんたは股を開いて善がってなさい。」
我慢できなくて時間が惜しい、とは言えない。股間の猛りは既に、先端の穴からたらたらと涎を垂らしていた。
カカシは態々立ち上がり、一枚ずつ服を脱いでいった。淫靡な空気の中、裸になったカカシの体にイルカはほうと息を吐いた。厚い胸板、割れた腹筋、盛り上がる肩から腕の筋肉、引き締まった小さな腰から続く長い脚、そして中央で自己主張する陰茎。
彫刻のように美しい、完成された体にイルカが見とれている間にその体の上の、これも完成された顔がイルカの目を覗いた。
「イルカの為の体だよ。ねえ、これなんかもう待てないって言ってるけど、どうしてくれる?」
立ったままのカカシはイルカの鼻先に大きく膨らんで立ち上がった赤黒いモノを突き出し、それは上下に跳ねイルカの鼻と頬に当たった。
「判りません。」
どうすればいいのか、イルカは泣きそうな顔になった。
「舐めて、しゃぶって。」
閨が初めてのイルカにはあまりにも高度な要求だったろう。可哀想だが郭ならばよく言われる事だから、と慰めにもならない言葉を掛けたカカシは嬉しくて堪らない。
「やってみます、教えてください。」
強い決意にカカシはイルカの横に座り、軽く口付けをして横たわった。ためらいがちに、ぎこちない仕草でカカシの陰茎を両手に包んだイルカは、目を潤ませ唇を噛んでいた。
「泣く事はないでしょ。あんたが望んだんだよ。」
いたぶる言葉しか出ないが、それはイルカを先に進める為の激励だと偽ると喜んで奉仕を始めた。
優しく握って上下に動かして。
扱き出せばカカシは小さな手の熱さに中のものが吹き出しそうで、気を逸らす為にイルカの腰を自分の太股に誘導し跨がらせ、両手で乳房を掴んだ。
手が止まるのを怒った。 このまま犯すよ、と脅すとイルカが体を震わせた。
「口に入れてみてよ。」
と冷たく言えば、背を曲げて先だけを頬張る。
もっと、とイルカの後頭部に手を置き腰を浮かして、カカシは自分から奥に押し込んだ。だが鈴口が上顎に当たり、口が小さくて半分も入らないと解った。
「あんたは上も下も口が小さいみたいだねえ。ま、オレより大きいのなんかそうそう居ないし、」
他のを入れさせるつもりも当分無いからね。ガバガバになっちゃったら小さいので我慢出来ないねぇ。
舐める方に変えてみようか。と言われたイルカは口から陰茎を吐き出した。
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