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営み
イルカの押し殺した声は溜め息となり、闇に溶けていった。
カカシは腰を少しずつ前へ進め退いて、と繰り返す。穴は狭く、とろりと零れる蜜に助けられて怒張する竿が半分収まるまでに小一時間掛かっていた。だからといってこの先一気に進めるのは、初めてのイルカには大層な負担となる筈だ。指でゆっくり広げたつもりだが、これ程きついとはカカシは思わなかった。まだ未成熟な体だからだとは知らない。
いいのよ貴方が気持ち良ければ、と耳元で声がする。ぺろりと耳たぶの後ろを舐められたカカシは、ぞくりと背筋を走るくすぐったさに思わず動きを止め、その隙にイルカが自らの腰を進めてしまった。
狭い膣にぐいと根元まで皮を剥かれた陰茎は、やはり初めてでは我慢出来なかったか、本人の意思を無視して精液をイルカの子宮目掛けてぶちまけた。
カカシは経験したことのない快感に頭が白くなって、イルカの上に倒れ込んだ。息を荒げながらごめん、と血の匂いのするその体を抱き締める。
イルカは、処女膜が破れたのを気にしているカカシが可笑しかった。
「こんなに大事にしてもらえて、痛いのなんか一瞬だったし、私は幸せだわ。」
慌てるカカシには、イルカが仕掛けたひと突きだとは気付かない。なるべく無血で済ませたかったのだろうが、初めての交わりには殆ど無理な事だとイルカは承知していたから、暴挙に出たのだ。カカシに気持ち良くなる事だけを考えて欲しかったから。
出血はたいした量ではないが、破れた粘膜は痛い。けれどカカシのためにとイルカは背中に回した腕に力を込め、膣に入ったまま柔らかくなった陰茎をまた元気にしようと何度か腰を上下させてみる。上手くはいかないがそれでも刺激に反応した若い獣は、徐々に硬さを増していく。
太くなれば狭い膣道は自然とそれを締め付け、勝手に大きくなった息子にカカシは驚いた。
痛みをこらえイルカはカカシにもっと、とねだる。我慢して一人で抜けばよいとカカシは思ったが、イルカの誘惑には勝てなかった。
膝立ちになり両腕でイルカの乳房をわし掴みにし、夢中になって腰を打ち付ける。血の混じった愛液がぐちゃぐちゃと音をたて、カカシの少年にしては太い陰茎が、指一本がやっと入るだけのイルカの膣を蹂躙し続けた。
痛い、けれど体の奥は気持ちいいと叫んでいる。初めてで快感が得られるとは思っていなかった、イルカも夢中になった。
愛撫もない、ただ抜き差しだけで二人同時に果てたのは夜明けも近かった。
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