NARUTO　カカイル二次創作小説　（女イルカあり）

証言三　サクラ
こんにちは、おばさま。

はい、私がサクラです。木の葉新聞の記者の方ですか。何かあったんですか、何か事件でも？

え、ああ、そんな事ですか。
あっいえいえ、先生方はですね、とっても素晴らしいと思いますわ。―バカップルだけどね。

え？　いいえ何も。
あの、何をお聞きになりたいのでしょうか。

二人のお付き合いについてですか。ナルトとサスケ君にも聞いたけど、やっぱり女の子の目で見た真実が知りたいと。流石よく解ってらっしゃいますね。何からお話ししましょうか。

お弁当？　ああ朝受付で渡してます、毎日。

一緒に暮らしてるのかって、うーん、カカシ先生里に居る時はイルカ先生を待って帰るから、多分ね。いやーん乙女の口からそんな事言えないでしょう。

あら、すみません、痛かったですか。あのね、内緒ですよ、お弁当の事なんですけど。イルカ先生に聞いたんですよ、何故毎朝受付でお弁当を渡さなきゃいけないのかって。そしたらね、カカシ先生がそうしてくれなきゃ嫌だって泣くんですって。写輪眼のカカシが拗ねて任務に行かないって布団被るんだって！
カカシ先生にも聞いてみたんです、何故受付でお弁当渡さなきゃならないのって。そしたらね、イルカ先生は誰のものかはっきりさせる為なんだって、いけしゃあしゃあと言ってるんだから！　もう皆知ってるってのにねえ！　あーバカップル！
イルカ先生もね、職員室でお弁当を食べながら今日の出来はどうだって独り言を言ってるんですって。カカシ先生に作ってあげたのと同じのにして、毎日研究してるんだって！
あーもう犬も喰わないっての！　あらごめんなさい。

一番大事な事を忘れていた？　

あの二人の結婚ですか？　そうそう、そこなんです。聞いてますか、指輪の事。

あらやっぱりそれを聞いてですか。
カカシ先生ね、何も判らないからって里で一番大きなあの宝石店の宝石を全部アカデミーに持って来させて、イルカ先生に選ばせたのよ、バッカでしょう？
でね、結局イルカ先生が選んだのはカカシ先生の目の色の、青いサファイアと赤いルビーを付けた細いプラチナの指輪だったんですって。
た・だ・し、カカシ先生写輪眼使用里外一週間大名クラス上忍二人以上付きのＳ級任務に相当するそうです。

え、私も知りません、いくらかなんて。お店で聞いてみたらいいんじゃないですか。じゃ私、友達と待ち合わせなので、失礼します。お役に立てたのならいいんですけど。