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証言ニ ナルト
ん? 何おばちゃん、取材? えーえー木の葉新聞って、すげーじゃんオレってば。

何だ違うのかよ、ちぇっ。あー? 
イルカ先生? アカデミーか受付じゃねえの。
居場所じゃなくて? じゃあ何だってばよ。

カカシ先生? おうムッツリスケベだってばよ。いっつもエロ本読んでるしな。

何、イルカ先生とカカシ先生が結婚するのかって? 駄目だってば、イルカ先生はオレと結婚すんだから、あんな変態に渡す訳にはいかないんだって!

何だよ、もうサスケにも話を聞いたのかよ。サスケってば何て言ってたんだ? 

バカップル? あー皆、先生達の事そう言ってるみたいだよな。オレはそう思わないけどな。だってよ、カカシ先生がイルカ先生の後を追い掛けてるだけだもん。でもイルカ先生、いっつも笑って、しょうがないですねってカカシ先生の頭を撫でてんだ。んでさ、カカシ先生毎朝受付でイルカ先生に、今日のお弁当はなんですかって聞いてんだ。イルカ先生すっげー困った顔して下向いてさ、机の下から弁当箱の包みを出して渡すんだってばよ。そしたらカカシ先生、愛してますって他の人達いっぱいいる中で言って逃げるんだけど、イルカ先生真っ赤になって怒るんだぜ。これ迷惑だって事じゃないのかよ。

えー違うのかよ、じゃあ何だってばよ。

照れ隠し? えーそんな風には見えねーって。

大人になれば解るって、おばちゃんオレそんなにこどもじゃないぞ。

イルカ先生が本当に困ってるか聞いてみたかって、いや…でも嫌そうな顔してたぞ。

それが大人なんだって言われても、オレ解らん。
あ、そうだおばちゃん、新聞に何書くんだ? 

さっき言ったって、何か言ったか? 

ああ結婚な。…うん、もしかしたらするかもな。オレさ、イルカ先生大好きで、カカシ先生も大好きで、ずっと一緒に居てくれたらいいなって思ってたんだ。本当はイルカ先生嫁さんにしたいけど、オレが火影になるの待ってたらおばちゃん位になっちゃうし。

…痛えってば、何で叩くんだよおばちゃん。えーだっておばちゃんだろ?
だからさ、待たせてちゃ可哀相だし、カカシ先生ならきっとイルカ先生を大事にしてくれるってばよ。オレ、ずっとイルカ先生に面倒見てもらってて、母ちゃんか姉ちゃんみたいに思ってて。一番最初にオレを認めてくれて、いっぱい庇ってもらって―。

泣いてなんかいないって、しゅ、修業して来たから汗かいてんだってばよ。
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