NARUTO　カカイル二次創作小説　（女イルカあり）

宴会の罰ゲームがこれですか…。
目の前にずらりと並ぶ、パンツ一枚になった男の忍び達が十人あまり。中忍以上のこいつらは筋肉がしっかり発達していて、まあ中にはぷよっとしている奴もいるけど、それでも体脂肪は見た目より少ない。
それより何故こいつらはＴバックなんだ。
そして何故こいつらの中にイルカ先生が居るんだ。
…解ってる、罰ゲームなんだよな。イルカ先生はじゃんけんに負けたんだ。
オレはじゃんけんが終わってから来たから仔細は知らないし、初めてイルカ先生の裸も見られてラッキーなんだけど、だけど。
皆の目にその磨き上げられた裸体を晒すなんて、なんて勿体ない！
いやいや我慢だ、仕方ないんだ、罰ゲームなんだから。
あ、ぼうっとしてたら罰ゲームが始まってる…。
Ｔバックの奴らがひとところに集めたくのいち達をぴったり囲んで、卑猥な歌を歌いながらぐるぐる回ってるじゃないか。
時々腰を振って女の身体に剥き出しの尻を擦り付けたりして、女達も叫びながらも目を輝かせて嬉しそうにしてる。イルカ先生もノリノリで、ぷりぷりと尻を見せ付けてるんだ。綺麗な丸みだなぁ。
ああ、オレの鼻が熱い。鉄の匂いだ。急いでマスクの中にディッシュを突っ込んでおく。
彼らは一曲歌い終わると解散したが、どっこい罰ゲームはまだ続いていた。
何っ、一対一で綱引きだと？
何処からか任務用の極細のワイヤーが出てきた。クナイでも切れない上等なものだ。
それをＴバックの尻の紐の部分に結んで引き合うんだと。
…痛そう。ナニが。
お互いが背中を向けてゆっくりと前に歩き出す。食い込む。紐が伸びる。
潰れたカタチがくっきり浮かび上がる。はみ出した毛を見て女達が指をさして笑ってる。目を外す奴などいない。
くのいちめ、本性が出てきたな。
あーギブアップしたか、お前は偉いぞテンゾウ。この先に待ち受ける地獄絵図はきっと一生のトラウマになるだろうからな。
次は、え、イルカ先生なの？
しかも今度はワイヤーを、正面の三角の中央にチャクラで縫い止めてる。ケツじゃ面白くないからって、それは幾ら何でも…。
あああぁぁ始まった…。二人は向かい合ってじりじりと後退し始めた。
相手はどっしりとした、プロの格闘技からスカウトが来たという奴だと司会者が言ってる。…。
イルカ先生無理だよぉ、やめようよぉ。とオレは心で叫ぶだけなんだけど。
ああ、ほら布が引っ張られて…そろそろ中身が…見えるじゃないかぁ！


一陣の風と共にカカシとイルカの姿が消え、後にはイルカの穿いていたパンツが残されていた。
その場に残された者達はどうやって一瞬で脱がしたかという議論をするだけで、イルカの心配は一切しなかったという。
因みにイルカには直ぐ様三日の休暇が与えられたらしい。

カカシの火影就任祝いの宴席の余興での事だ。