はたけカカシ、うみのイルカと入籍!
なんとデキ婚!
綱手様、男同士に細胞単位の操作、受精成功!
しかもうみのイルカの体内に疑似子宮も作り出す!
綱手様の愛弟子春野サクラに独占取材、妊娠に至るまで!
ひた隠しにしてきたが出産予定日はなんと今日、四月一日!


「木ノ葉新聞て、凄いですね。」
「記事がなかったのかねえ、号外の両面だよ。」
「綱手様、どうしましょうか。」
「サクラは取材に協力したんだろ。お前も顔写真が出てるじゃないかい。」
「うーん、写りはまあまあなんですけどねえ。医療忍としてはあまり格好良くはないですね。」
「だったらあたしなんか火影らしくないからねえ、なんだい寝ぼけた顔になっちまって。」
「兎に角、一面半分のこの二人について問い合わせが殺到してるので、綱手様からお話していただかないと。」
「シズネ、お前が説明すればいいじゃないか。」
「いいえ、綱手様からでないと収まりが着きません。お願いします。」
「そうです、もう部屋を取ってありますから。囲みでやっちゃいましょうよ。」
「…行くか。」


「えー。…すまない、今日は四月一日だ。」
綱手が指し示した号外の、枠外の日付の後ろには『エイプリールフール特別号』と小さく小さく記してあった。



だが其れが現実になったのは、また少しのちの事。
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