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驚愕にイルカは目を見開いたまま仰け反った。指をさすだけのつもりで伸ばした手が、まさかカカシによって二本の指が自分の身体に突き立てられ、勢いに擦れた其処がじくと痺れる。
「ひいゃっ…。」
「此処?」
カカシの低い声が股間を貫く快感の錯覚に、イルカは乳房を揺らす程の荒い息を整え感覚を遮断しようとして失敗した。横たわりながらも快楽への期待に目眩がし、イルカは胸苦しさに切れ切れに声を絞り出す。
「其処じゃ、ない…上の…、」
ふうん、とつまらなそうな声でカカシはイルカの指を抜いてぺろりと舐め上げた。これがイルカの味、と嬉しそうに細めた目は任務ではなくとも捕食者のものだった。
で何処なの、と閉じ掛けたイルカの膝を荒く掴み押し広げる。
「ああ此れね。」
両手はそのままに、カカシは秘裂の上部に顔を近付け薄く高い鼻先をぐいと押し当てた。擽る程度の弱い接触に、腰を動かし花芽をカカシの鼻に擦り付けイルカはそれぇと鼻に掛かった甘い声を上げた。
「此処はどう弄ったらいいの?」
刺激の与え方が解らないから、と聞くのは正しいのだろうが恥ずかしすぎてイルカは口に出せない。
「言わないと何もできないでしょ。」
ふふ、と笑い熱い息が晒された粘膜に掛かると、カカシの熱が移ったかのようにかっとイルカの全身を巡る血が煮えたぎった。
触って、摘まんで、潰して―と震える声にカカシは満足の笑みで答えた。
「お教えの通りに、先生。」
正座のまま身体を前へと進めイルカの腰を膝に乗せ、正面に全てが見えるとカカシは豊かな繁みをそっと左右に掻き分けた。
次への予感に待ち構えるが何も起こらずどうしたかとイルカが目をやれば、秘裂を指で広げうっとりと其処を見詰めるカカシの姿が見えた。
「こうすればいいの?」
イルカと目が合い、わざと意地の悪い笑みを見せてぐりと摘まんで指で揉む。痛っ、と思わずイルカが言えばじゃあこうするのかな、と今度はぐにぐにと押し潰した。あん、と高い声にそれから捏ねるんだっけ、とカカシの指先が充血した小豆で遊び出した。
膣から溢れた液が陰唇から流れ陰核を濡らし、カカシの指も濡れる。湿った音に否応なしに耳からも気分が高まり芯が燃える程に熱く、イルカはあんあんと甲高い叫びをあげながらやがて上り詰めた。
一瞬身体が強張り詰めた息を吐いて弛緩したイルカを見下ろし、カカシは自分がした事なのに自慰を見せられた背徳感に襲われた。だが背徳感の裏に隠れたものが何であるか解らないまま、カカシは其れに突き動かされた。
不味い、我慢できない。経験がなかろうと男の性は放出と種付けを求める。準備万端。
「いい?」
ぐったりと身体をカカシに預けて放心状態のイルカは、何を聞かれたのか判らない。ん、と適当に答えた。
途端に硬い物が花弁に当たり、周りをゆっくり探るように撫でる。だがカカシは手を添えて穴に突き刺す事を知らず、ただ腰を前へ突き出すだけだ。亀頭が愛液に滑り何度も陰核を擦る度に子宮が疼き、イルカは身体の中心にカカシを感じたくてとうとう羞恥を捨てた。
「早く、入れて。」
自分だとて早く繋がりたいと更に焦る、カカシはつるりと逃げる刀身が鞘に収められずに困り果て動きを止めてしまった。
どうやったら入るのか、と悩むカカシが焦らしているのだと思ったイルカは股間に手を伸ばした。
いきり立つ竿を掴むと膣口に当て、其処に向けて腰を上げる。先を飲み込んだ事を確認し、イルカはカカシの首に腕を回してぐいと自分に寄せた。
滴る程に濡れた穴に、刀身は勢いで根元まで収まった。だが潤っていても中は解しきれていない。カカシの張り出しが襞を無理矢理押し広げ、串刺しにされた感覚は快感には遠くイルカは歯を食いしばって絶えた。
その為イルカが無意識に膣道を締めたらしくうねる襞に薄皮をずいと捲られ、波に浚われるかのような初めての快感にカカシは一瞬意識が飛びそうになった。だが童貞でもひと擦りで終わる訳にはいかない、何よりイルカを悦ばせたい。
愛読書には下手くそと罵倒され捨てられた男の話もあったのだ。
このまま突いていいのだろうか?
聡いイルカはカカシの躊躇いを何気なく拾い上げた。
「ゆっくり…動いてください。多分私が叫ぶから、その通りにして…。」
処女に戻ったみたい、とイルカは痺れるような痛みを逃す為に小刻みに息をする。膣道が狭いだけでなくカカシのいちもつが大きすぎる事を忘れていた。
「あん!」
「何を考えてるのさっ。」
突然勢いよく注挿を始めたカカシは何故か嬉しそうだ。イルカは痛みに混じり広がるものに素直に揺さぶられる。
「ね、出していい?」
「はい?」
「中で。」
「え?」
「出すよ。」
構わないよね。
カカシは絶頂へと突き上げ続けた。
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