8


やばい、オレも変だ。
カカシは頭を振り、現実の快楽を追う事だけに集中した。
イルカを抱き起こして四つん這いにさせる。勿論繋がったままで。
朦朧として力が入らないイルカの尻を叩き、任務だと言えばそれでも律儀に小さいがふくよかな尻を突き出して待っている。
入れたままの竿をギリギリまで引き出し、パンと突き上げるとひと声上げてイルカは背を反らせた。もうカカシは遠慮せずに突き上げを繰り返す。
後ろからの方が奥まで入り、出し入れの際の擦れ方も断然いい。善がる顔が見えないのは残念だけど、と思いながら快感を拾い出したイルカの絶え間無い叫びでぎゅうぎゅう締まりっ放しの肉壁に、カカシはあっという間に放ってしまった。
搾り取られてふうと息を吐き出しイルカの尻を見下ろせば、処理の為の女達と同じ姿勢だと思い出した。だが女達とは薄いゴムを隔てていたので、勝手に持っていかれる事はなかった。
え、ナマじゃないか。と気付くがカカシも香にぼんやりし始め、イルカにナマで出しちゃったよー、とへらへら笑った。上忍師になり耐毒訓練をさぼり続けた結果だ、判断力は夢の中に置いてきたらしい。だが気分は高揚していてまだヤレる。
イルカは更にぼんやりとナマは違うんですか、と返事を返した。
「うん、やっぱね気持ちいい、だからもう一回ねー。」
「私も何だか気持ちいいです。これって、」
繋がったままだから頭は向こうを向いている。突っ張っていた腕は力無く布団に落ちていて、同様に布団に押し付けた顔で振り向いて、怠そうにイルカが唇を舐めた。
―感じるって事なんですか。
娼婦かと思うような誘い方だ、とカカシは部屋に入って来た時の清廉なイルカを思い出して、狩猟者の目で笑った。
女じゃ無いから其れを感じると言うのかは知らないが、繰り返せば体が理解する筈だ。
そう言えばイルカはいっぱいね、とねだった。
効きすぎた香の煙は消えていた。だが効果は朝まで消えないだろう。イルカが意識を失う迄は犯し続けるつもりだった。
少し萎えた陰茎を引き出してイルカの腰から手を離す。抜ける消失感に鼻にかかった声を漏らして、イルカは尻を付き出したまま崩れ落ちた。
カカシの竿全体に、透明な液と破瓜の血が混じって纏わり付いていた。指に掬ってみてもたいした量では無く、巧く慣らせたとカカシは大いに満足した。痛みと出血の記憶で二度目が出来なくなった女と修羅場で別れた、と言った奴がいたからだ。
酒と同じような酔い方のイルカは暫し布団を転がっていたが、真上を向くと両手を上げてカカシにおいでおいでと手招きした。
なあに、と近付いたカカシの首に腕を絡ませ、耳の中をねろりと舐め回したイルカは、あどけなくきゃらきゃらと笑った。
「お返し。」
驚いて動けないカカシの唇に噛み付いたイルカをそのまま抱き上げて、胡座の上に跨がらせた。
耳を舐められただけでまた立ち上がったモノは、何も出なくとも素直に反応してカカシを困らせる。だが夜駆けの任務に比べれば使う体力は半分以下だから、三度目の欲望に従っても翌日の任務には支障ないだろう。
「ね、自分で入れてみて。」
囁きに頷いて、イルカは腰を浮かしてカカシの先端を穴に嵌めようと肉棒を探す。何度か入り口に潜り込みそうになるが、根元が揺れてつるりと逃げる繰り返しだ。
手ぇ使わなきゃ入らないよ、と言えば鷲掴みにして膣口に当て、あったぁと嬉しそうに腰を沈めた。
自分の重みに一気に根元まで沈んだ事で、イルカはひぃと声を飲んだ。背を反らして腰が浮いて、だがどうしたらよいのか判らず動けない。
カカシは尻を掴み上下に動くように促して、自分も突き上げる。奥にめり込む肉棒がもたらす感覚でイルカの穴から出る愛液がちゅぷちゅぷと量を増した事を教えた。
痺れる。疼く。
助けて、どうにかして、と喘ぎながら辿り着かないもどかしさにイルカは腰を振り続けた。
三度目の逐精にカカシは心地好い疲れを知ったが、イルカは泣きながら終わらないとまだ腰を落とし続ける。
だが今日は香に酔って感覚が麻痺しているだけだ、中でイク事は叶わない。
こっちでイッちゃってね。
いつまでも苦しいままより失神した方がいいとカカシは判断し、イルカを横たえて体中に手と舌を這わせ始めた。口付けを深く繰り返し、イルカが敏感すぎる皮膚感覚に喘ぎ出すと、煽られたカカシも止められない。また乳房に愛撫を施す。ねっとりと執拗に揉んで舐めて吸って、同時に陰核に刺激を与え頂点に導いた。
んにゃあ、と甘い声で叫んで気を失ったイルカは心なしか顔色が悪い。攻め過ぎました、とカカシはイルカの頬を撫でて脱ぎ散らかした服の合間からポーチを探し出し、解毒の粒を噛み砕いてイルカの口に水と共に流し込んだ。
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