内を巡るチャクラが引き起こす性的興奮は、今は全く影を潜めている。自発的な、感情によるそれが身体中を満たしていると解るとカカシはふっと笑いを溢した。
「何か?」
「あの一体感じゃない、オレによる気持ちよさってものが先生に与えられるから嬉しくて。」
どういう事かとイルカがいぶかしむ。余裕のないイルカには区別がつかないのだ。
カカシはこういう事だよと、手のひらをゆっくりイルカの胸から臍まで滑らせながら片方の乳首を舌先で引っ掛けるように舐めた。
ひいと息を飲んだ声は嫌悪ではない。舐め続けているとイルカがカカシの肩を押して、やめてと苦しげに言った。
「嫌?」
乳首から口を離しながらももう片方を指先で捏ねながら聞くと、イルカは唇を噛んで楽しそうなカカシを睨んだ。
「敏感だね。」
乳首で快感が呼び起こされるとは思わなかった、男の癖にとイルカは自分を恥じた。だがそれ以上考える事はできなくなった。カカシが本格的に両乳首を攻め始めたからだ。
閉じていた口が自然に開いて声が出る。我慢しても途切れ途切れに出てしまう声は、自分の声とは思えない甲高いもの。羞恥しかない、けれど止められなかった。
カカシはイルカの身体を跨いでいた。二人ともズボンはまだ脱いでいないが、その中で膨れ上がって窮屈そうなモノが布越しに触れ合う。
イルカを先に脱がせようか、自分が脱いでからの方がいいか、些細な事に今のカカシは上手く頭が働かない。すると少し身体を起こしたイルカの手がカカシの腰に回り、ズボンと下着を一緒に下ろし始めた。
「窮屈でしょう。」
ああうん、と言われるままに、けれどもたもたとカカシが両脚を引き抜く間にイルカは上手いこと足を使って自分のズボンを脱いでいた。
「カッコつかないねえ。」
独り言にイルカが笑う。
「それは可愛いって言うんです。」
「先生男前。」
伸び上がって唇を舌で割り開きながら、イルカの脚も割り開いた。すぐさま挿入できる体勢だ。
勿論そんな事はできる筈もなく、ただそそり立つモノ同士を擦り合わせるだけ。それでもお互いの先端が濡れているのは解った。
感じる所はほぼ同じだろうが、どこからどう攻めていけばいいのか良く解らない。カカシの躊躇はイルカにも伝わっていて、イルカはわざとカカシの腰から尾てい骨の辺りを指先ですうっと撫でた。
カカシの身体が少し反って浮く。くすぐったいような痺れるようなそれは快感への呼び水だったのだろうか、全身が燃えるように熱くなった。
カカシはイルカの耳たぶを甘噛みし、続けてすぼめた舌で舐め回した。ひぃや、と色気はないけれど艶を持つ声が聞こえてカカシは吐息で笑った。
他愛ない悪戯の応酬でも気持ちは昂っていく。お互いにしっとりと汗が滲むのを気持ち悪いとは思わない。体臭を好みだと思えば相性が良いのだと聞いた事があったと思い出し、カカシはイルカの首元の匂いをすんと嗅いだ。
「フェロモン出てるのかな。」
誰にも嗅がせたくない匂い。イルカもカカシの髪に鼻を突っ込むと同じように匂いを嗅いだ。
「カカシ先生の方がいい匂い。」
「カカシって呼んで。」
でないと、と首を思いきり舐め上げる。ざらりとした感触にイルカは身体を硬直させた。
皮膚の感覚が敏感になりすぎて腰にきた。もう臨戦態勢だとカカシには知られているだろう。
「呼び捨て、なんて。」
今だけでも。対等なんだから、と請われてじゃあ俺もとイルカもねだった。
「イルカ。」
このまま失神しそうだとイルカは顔を手で覆った。
訳の解らない涙が出てくる。胸がきゅんと痛い。
「イルカ、オレの大事な人。」
「カカシ……さん。」
流石に呼び捨てはできなくて、それでもよほど嬉しかったのかカカシは微笑みをたたえてイルカの柔らかな部分を何ヶ所も吸い上げていく。
半分呆けたままのイルカをそのままに、カカシの唇は下半身へと移動していった。
臍を舐められて漸くイルカは気付いた。カカシの手が自分のペニスを握って扱いている。それを止めようにも腕に力が入らなくて、カカシの頭に手を置くのが精一杯だった。
不意にペニス全体が温かなものに包まれた。はっと下半身を見ればカカシが銜えている光景が目に入った。
「嘘っ、」
焦る声にカカシがペニスを銜えたままにやりと笑った。扱く手は止めない。寧ろ速度を増していく。
駄目、出る、やめて、と弱々しい声はカカシに届いているのかは怪しい。だが聞こえていても中断する気はないだろう。
イルカのペニスから出る液体とカカシの唾液が混ざり合って、くちゅくちゅと大きな音が部屋に響いていた。もうすぐ我慢は限界点を越える。あ、あ、とイルカは意味のない言葉を発しながら無意識に腰を振った。
カカシの口はまるで女の膣のようにそれを受け止め離さない。ぎゅっと口をすぼめて射精を促し、イルカは耐えきれずに放ってしまった。
ぴくぴくと小刻みに震え、やがて腰をベッドに落としてイルカは大きく息を吐いた。
「何か?」
「あの一体感じゃない、オレによる気持ちよさってものが先生に与えられるから嬉しくて。」
どういう事かとイルカがいぶかしむ。余裕のないイルカには区別がつかないのだ。
カカシはこういう事だよと、手のひらをゆっくりイルカの胸から臍まで滑らせながら片方の乳首を舌先で引っ掛けるように舐めた。
ひいと息を飲んだ声は嫌悪ではない。舐め続けているとイルカがカカシの肩を押して、やめてと苦しげに言った。
「嫌?」
乳首から口を離しながらももう片方を指先で捏ねながら聞くと、イルカは唇を噛んで楽しそうなカカシを睨んだ。
「敏感だね。」
乳首で快感が呼び起こされるとは思わなかった、男の癖にとイルカは自分を恥じた。だがそれ以上考える事はできなくなった。カカシが本格的に両乳首を攻め始めたからだ。
閉じていた口が自然に開いて声が出る。我慢しても途切れ途切れに出てしまう声は、自分の声とは思えない甲高いもの。羞恥しかない、けれど止められなかった。
カカシはイルカの身体を跨いでいた。二人ともズボンはまだ脱いでいないが、その中で膨れ上がって窮屈そうなモノが布越しに触れ合う。
イルカを先に脱がせようか、自分が脱いでからの方がいいか、些細な事に今のカカシは上手く頭が働かない。すると少し身体を起こしたイルカの手がカカシの腰に回り、ズボンと下着を一緒に下ろし始めた。
「窮屈でしょう。」
ああうん、と言われるままに、けれどもたもたとカカシが両脚を引き抜く間にイルカは上手いこと足を使って自分のズボンを脱いでいた。
「カッコつかないねえ。」
独り言にイルカが笑う。
「それは可愛いって言うんです。」
「先生男前。」
伸び上がって唇を舌で割り開きながら、イルカの脚も割り開いた。すぐさま挿入できる体勢だ。
勿論そんな事はできる筈もなく、ただそそり立つモノ同士を擦り合わせるだけ。それでもお互いの先端が濡れているのは解った。
感じる所はほぼ同じだろうが、どこからどう攻めていけばいいのか良く解らない。カカシの躊躇はイルカにも伝わっていて、イルカはわざとカカシの腰から尾てい骨の辺りを指先ですうっと撫でた。
カカシの身体が少し反って浮く。くすぐったいような痺れるようなそれは快感への呼び水だったのだろうか、全身が燃えるように熱くなった。
カカシはイルカの耳たぶを甘噛みし、続けてすぼめた舌で舐め回した。ひぃや、と色気はないけれど艶を持つ声が聞こえてカカシは吐息で笑った。
他愛ない悪戯の応酬でも気持ちは昂っていく。お互いにしっとりと汗が滲むのを気持ち悪いとは思わない。体臭を好みだと思えば相性が良いのだと聞いた事があったと思い出し、カカシはイルカの首元の匂いをすんと嗅いだ。
「フェロモン出てるのかな。」
誰にも嗅がせたくない匂い。イルカもカカシの髪に鼻を突っ込むと同じように匂いを嗅いだ。
「カカシ先生の方がいい匂い。」
「カカシって呼んで。」
でないと、と首を思いきり舐め上げる。ざらりとした感触にイルカは身体を硬直させた。
皮膚の感覚が敏感になりすぎて腰にきた。もう臨戦態勢だとカカシには知られているだろう。
「呼び捨て、なんて。」
今だけでも。対等なんだから、と請われてじゃあ俺もとイルカもねだった。
「イルカ。」
このまま失神しそうだとイルカは顔を手で覆った。
訳の解らない涙が出てくる。胸がきゅんと痛い。
「イルカ、オレの大事な人。」
「カカシ……さん。」
流石に呼び捨てはできなくて、それでもよほど嬉しかったのかカカシは微笑みをたたえてイルカの柔らかな部分を何ヶ所も吸い上げていく。
半分呆けたままのイルカをそのままに、カカシの唇は下半身へと移動していった。
臍を舐められて漸くイルカは気付いた。カカシの手が自分のペニスを握って扱いている。それを止めようにも腕に力が入らなくて、カカシの頭に手を置くのが精一杯だった。
不意にペニス全体が温かなものに包まれた。はっと下半身を見ればカカシが銜えている光景が目に入った。
「嘘っ、」
焦る声にカカシがペニスを銜えたままにやりと笑った。扱く手は止めない。寧ろ速度を増していく。
駄目、出る、やめて、と弱々しい声はカカシに届いているのかは怪しい。だが聞こえていても中断する気はないだろう。
イルカのペニスから出る液体とカカシの唾液が混ざり合って、くちゅくちゅと大きな音が部屋に響いていた。もうすぐ我慢は限界点を越える。あ、あ、とイルカは意味のない言葉を発しながら無意識に腰を振った。
カカシの口はまるで女の膣のようにそれを受け止め離さない。ぎゅっと口をすぼめて射精を促し、イルカは耐えきれずに放ってしまった。
ぴくぴくと小刻みに震え、やがて腰をベッドに落としてイルカは大きく息を吐いた。
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