イルカ先生は日焼けで見えている部分は小麦色だが、実は色白である。暑がりなため、アカデミーでも受付でも人が少ないと腕まくりをして、その筋肉質で無駄のない腕を晒す。二の腕にはくっきりと日焼けの跡。
「イルカ先生、帰りますよー。」
受付にはシゴト上がりでオレを待つイルカ先生が、腕まくりをして窓辺にもたれている。報告の人波も途絶えているため仲間と楽しそうに笑っている姿が、年相応の若者らしい。
「あっカカシさん、聞いてくださいよ。オレのこの腕の焼け方って今はポッキー焼けって言うんですってね、うまい言い方ですよね。♪貴方も私もポッキー♪ アッハハ、食べてみますか?」
「いただきます。」
オレはイルカ先生を横抱きにして窓から跳んだ。
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。